住宅修繕のタイミングと費用の目安とは?修繕業者の選定ポイントも紹介

住宅は、時間が経つにつれて劣化し、老朽化が進むため、建物の資産価値も下がっていく傾向があります。

そのため、定期的に「住宅修繕」を実施する必要があります。

しかし、いざ住宅修繕を検討する上で、「住宅修繕はどのタイミングで実施すればよいか」 「費用はどれくらいかかる?」 「住宅修繕業者がどうやって選定すればよいか」

上記のような課題が生じるかと思います。

本記事では、住宅修繕を検討する方に向けて、住宅修繕のタイミングと費用の目安や修繕業者の選定ポイントも紹介しています。

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  • 1 住宅修繕とは
  • 2 住宅修繕のメリットは3つ
  • 3 住宅修繕のタイミング
  • 4 住宅修繕費用の目安
  • 5 住宅を修繕するのに活用できる国や自治体の補助金
  • 6 住宅修繕業者の選定ポイントは3つ
  • 7 最適な業者を選定して住宅修繕を検討しよう【まとめ】

住宅修繕とは

住宅修繕とは、経年や外的要因によって建物や設備が劣化し、不具合が発生した場合に、修理や取り替えなどの処置を行い、建物や設備の性能や機能を回復させることを指します。

主にマンションなどで行われ、大規模修繕や計画修繕と呼ばれる一定の年数ごとに行われることもあります。

住宅修繕は、改修工事や補修工事とは異なり、建物の建設当初の水準にまで戻すことが目標です。


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住宅修繕のメリットは3つ

住宅修繕には多くのメリットがあります。

その中でも代表的な以下の3つを紹介します。

  • 建物の利便性が向上する
  • 資産価値が上がる
  • 安全性が向上する

メリットその1:建物の利便性が向上する住宅修繕によるメリットの1つ目は、建物の利便性が向上する点です。

例えば、窓やドアの交換によって断熱性や防音性が向上し、快適な居住空間を実現できます。

また、キッチンや浴室などの水回りの設備を更新することで、使い勝手や衛生面が改善され、生活の質が向上するでしょう。

さらに、バリアフリー設備の導入によって、高齢者や身体障害者にとっても住みやすい環境が整います。

以上のように、住宅修繕は建物の利便性を向上させ、快適な生活を実現するだけでなく、将来的な投資価値も高めることができます。

メリットその2:資産価値が上がる住宅修繕によるメリットの2つ目は、資産価値が上がる点です。

建物は時間が経つにつれて劣化し、老朽化が進むため、建物の資産価値も下がっていく傾向があります。

しかし、修繕工事を行うと、建物の劣化を抑え、資産価値の低下を防ぐことができます。

例えば、屋根や外壁など、建物全体を修繕することで、建物の寿命を延ばし、資産価値を維持できるでしょう。

このように、住宅修繕によって資産価値が上がるため、その資産を売却した際に高い利益を得ることができるでしょう。

メリットその3:安全性が向上する住宅修繕によるメリットの3つ目は、安全性の向上です。

具体例を挙げると、耐震補強や建物の不具合の修理などがあります。

耐震補強は、地震による建物の倒壊を防ぐのが目的です。

近年、日本では大きな地震が多発しており、住宅の耐震性は重要視されています。

また、建物の不具合修理には、天井の傷みや床の傾き、壁のひび割れなどが発生する可能性もあるでしょう。

これらの不具合は、住宅の老朽化や日常生活による使用によって発生しますが、修繕されない場合、住宅の安全性に影響を与える可能性があります。

このように、住宅修繕によって安全性が向上し、快適な住まいを維持することができるでしょう。


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住宅修繕のタイミング

住宅修繕は、建物を長持ちさせるために重要です。

住宅の修繕のタイミングを知っておくことで、メンテナンスの計画を立てることができます。「外壁」「屋根」「床」「内装」「設備」各部位について、以下のような修繕のタイミングがあります。

外壁外壁の再塗装は、約10年〜15年ごとに行うのが目安とされています。

外壁の劣化症状としては、ひび割れや塗装のはがれ、破損が挙げられます。

しかし、外壁材の種類や環境によって修繕時期が異なるため、専門家に相談することが望ましいです。

屋根(瓦や人工スレート)瓦屋根は、概ね30年程度が耐用年数と言われており、築年数に合わせて点検が必要です。

一方、人工スレート屋根は、瓦屋根に比べて10年ほど短い20年程度が耐用年数であり、築10年程度で塗装メンテナンスが必要とされます。

また、屋根材には問題がなくても内部のルーフィング(※1)は、耐用年数を過ぎて機能を失っている場合があるため注意が必要です。ルーフィングの耐用年数は一般的に30年間が目安とされています。

屋根の修繕は、高額な費用がかかるため、定期的な点検やメンテナンスを行うことが重要です。

(※1)屋根材の下に施工される防水シート

床の張り替え床の張り替え時期は、約10年〜15年程度と言われています。

床の張り替えは、床材の劣化により見た目が悪くなってきた場合や、歩いていると軋んで音が鳴るようになった場合などに必要です。

また、床材の劣化が目立たなくても、床下に水が溜まりやすく、カビや腐食の原因となってしまう場合があるため、定期的な点検をおすすめします。

壁紙の張り替え壁紙の張り替えの目安は約10年と言われています。

ただし、状況によって異なるため、目視で確認することが必要です。

使用頻度や湿気などにより「剥がれ」「色あせ」「シミ」がある場合は、張り替えを検討しましょう。

また、季節の変わり目にはカビやダニの発生にも注意が必要です。

住宅設備

下記住宅設備の修繕タイミングにて紹介します。

  • ガスコンロ
  • トイレ
  • 浴室

ガスコンロ

一般住宅のキッチンで使用されるガスコンロの寿命は、使用頻度や手入れ方法によって異なりますが、約5年から10年程度とされています。

ガスコンロには法定耐用年数があり、6年と定められていますが、それよりも長く使い続けることができる場合もあります。

しかし、寿命を超えると故障のリスクが高くなるため、定期的なメンテナンスや点検が必要です。

トイレ

一般的に、トイレの修繕のタイミングは10年から15年程度とされています。

ただし、トイレ自体は陶器でできており、非常に丈夫で劣化しにくいため、20年以上使うことも可能です。

トイレの修繕には、タンク内部のボールタップやフロートバルブの部品の交換、水漏れや詰まりの修理などがあります。トイレの劣化は見えにくいため、早めの点検を行い、必要に応じて修繕することが大切です。

浴室一般的には、浴室の寿命は10〜15年程度とされています。

経年劣化により、カビや水漏れなどが発生することがあります。

また、壁や床のタイルが割れたり、浴槽のへこみやひび割れが生じたりすることもあります。

修繕のタイミングは、使用頻度やメンテナンスの状態によって異なりますが、浴室の使用年数が10年を超えたら点検を行い、15年を超えたらリフォームを検討すると良いでしょう。


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住宅修繕費用の目安

住宅を長く使うためには、定期的な修繕が必要です。

しかし、修繕費用は予想以上に高額になる場合があるため、事前に費用の目安を把握しておくことが大切です。

以下に修繕が必要な箇所と、費用の目安を表でまとめています。


修繕箇所修繕費用の目安
外壁の再塗装(木造住宅)70万円前後(50平米)
外壁のタイル洗浄5,000円から10,000円(10平米)
屋根瓦:3,000円から5,000円(1平米)
人工スレート:5,000円から7,000円(1平米)
畳の張り替え:4,000円〜2万円(1畳)
床板の交換:2,000円から3,000円(1平米)
内装壁紙の張り替え:3,000円〜10,000円(1畳)
建具の張り替え:5,000円〜20,000円(1枚)
設備ガスコンロ:7,000円から20,000円
スクロールできます

以下で各修繕費用の目安について、解説していきます。

外壁の修繕費用目安

再塗装とタイル洗浄費用の目安は下記の通りです。

【関連記事】【2023年】外壁塗装の費用相場は?坪数別金額や工事単価も解説

再塗装約50平米の外壁面積で、中間塗装を含めた塗り替え費用は、70万円前後です。

耐用年数は塗料の種類やメーカーによって異なりますが、耐用年数が短いものほど費用は安くなります。

サイディングの打ち替え(※2)費用は、タイプや材質によって幅があり、一般的には1平米あたり3,000円から5,000円程度が目安とされています。

(※2)外壁材を古いものから新しいものに取り換える外壁の補修方法の一つ

外壁のタイル洗浄外壁のタイル高圧洗浄費用は、平均で10平米あたり5,000円から10,000円程度です。

また、外壁タイル洗浄には、特殊な洗剤を使って微生物による汚れの分解を促すバイオ洗浄があります。

バイオ洗浄の場合、高圧洗浄に比べて費用が高くなる傾向があると覚えておきましょう。

屋根の修繕費用目安瓦の場合、1平米あたり3,000円から5,000円程度が目安です。 人工スレートの場合は、1平米あたり5,000円から7,000円程度が目安とされています。

【関連記事】【2023年最新】屋根塗装の費用相場は?内訳の単価相場や見積もり事例も解説

床の修繕費用目安畳の張り替え費用は、1畳あたり4,000円〜2万円です。

洋室の場合、床板の交換費用は、1平米あたり2,000円から3,000円程度が目安とされています。

内装の修繕費用目安

壁紙の張り替え費用は、壁の広さや使用する素材、工事費などによって異なります。

一般的なリフォームでは、1畳あたり3,000円〜10,000円程度が目安です。

また、建具の張り替え費用については、取り付ける素材や形状、扉の枚数やサイズなどによって異なります。

一般的なリフォームでは、1枚あたり5,000円〜20,000円程度が目安です。

設備の修繕費用目安

住宅設備の修繕費用の目安は下記の通りです。

ガスコンロガスコンロの修繕費用の相場は、7,000円から20,000円程度です。

修理内容によっても異なるため、複数箇所に修理が必要な場合や故障がひどい場合は、20,000円以上になることもあります。

一方、ガスコンロを交換する場合は、本体価格が5万円〜20万円程度、交換工事費用が5万円程度であるため、総額で10万円〜25万円程度になるとされています。

トイレトイレのパーツを点検、交換したりするのに10,000円〜50,000円、本体交換には、10万〜30万円程度が相場です。

浴室浴室の各パーツや建材の補修は、5万〜15万円程度です。

大規模メンテナンスには、100万〜250万円前後が相場となります。


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住宅を修繕するのに活用できる国や自治体の補助金

住宅を修繕するのに活用できる国や自治体の補助金を紹介します。

下記の制度を活用して、住宅修繕の費用を抑えましょう。

  • こどもエコすまい支援事業
  • 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
  • 次世代省エネ建材の実証支援事業

こどもエコすまい支援事業

こどもエコすまい支援事業は、子育て世帯や若者夫婦世帯など、高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修に対して補助金が交付される制度です。

補助対象となるのは、改修後の外壁や屋根・天井など、断熱材の最低使用量を満たす部位です。


対象工事外壁、屋根・天井または床の断熱改修
補助金額1戸あたり30万円
スクロールできます

申請は、建築・販売、リフォーム工事を行う事業者が行います。

補助金額は、改修内容や住宅の種類、施工法などにより異なりますが、より高い省エネ性能を有するZEHレベルのリフォームに対しては、ガラス交換、内窓設置・外窓交換、ドア交換に対して補助金が交付されます。

申請手続きについては、ポータルを通じて行います。

また、補助金の申請はリフォーム工事完了後に行えるようになりますが、交付申請の予約をすることで一定期間、補助金額を確保することも可能です。

参考:こどもエコすまい支援事業

既存住宅における断熱リフォーム支援事業

既存住宅における断熱リフォーム支援事業は、国が行っている住宅修繕に利用できる補助金の一つです。

断熱材や窓、ガラスの性能が高い建材を使用して、断熱改修を行った場合に補助金が交付されます。


対象工事外壁や屋根、開口部などに高性能建材を採用
補助金額上限120万円(戸建て住宅)
スクロールできます

この補助金は、リフォーム費用の一部を補填することで、断熱リフォームを促進し、省エネ効果を高めるのが目的です。

補助金は、令和5年3月から令和7年3月末までの期間、既存住宅における断熱リフォームに対して交付されます。

また、国や自治体によって、断熱リフォームを支援する補助制度が複数用意されています。

例えば、神奈川県では、既存住宅の省エネ改修工事に要する経費の一部を補助する「神奈川県既存住宅省エネ改修費補助金」があります。

参考:公益財団法人北海道環境財団

参考:令和4年度神奈川県既存住宅省エネ改修費補助金

次世代省エネ建材の実証支援事業

「次世代省エネ建材の実証支援事業」は、マイホームの冷暖房エネルギーの省エネに向けて、高性能な断熱材、蓄熱・調湿建材、高性能窓などの次世代省エネ建材を用いたリフォームを行う場合に、国から補助金が交付される制度です。

この補助金は、住宅修繕に利用できるものではありますが「外張り断熱」「内張り断熱」「窓断熱」のいずれかが要件としてあります。

補助金額は設計費、補助対象建材費、建材設置の工事費が交付対象となり、外張り断熱工法による場合、補助金の上限は400万円です。


対象工事外壁全体を外張り断熱工法で修繕、原則全ての窓も修繕
補助金額上限400万円(戸建住宅)
スクロールできます

参考:令和4年度 次世代省エネ建材の実証支援事業


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住宅修繕業者の選定ポイントは3つ

住宅修繕業者を選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえることが大切です。

以下に、そのポイントを3つ挙げているので、参考にしてみてください。

その1:口コミや評判を調べる住宅修繕業者を選ぶ際には、口コミや評判を調べることが重要です。

これは、業者の信頼性や実績を知るためには有効な手段であり、その業者が実際に行った仕事のクオリティーや対応力などを知ることができます。

例えば、同じ修繕業者でも、仕事への取り組み方やお客様に接する態度が異なることがあります。

また、口コミや評判を集めることで、良い業者を見つけたり、避けたりできるでしょう。

さらに、同じような業者が多数存在する場合には、口コミや評判を比較すれば、優れた業者を見つけることができます。

ただし、口コミや評判には個人の主観が含まれることがあるため、複数の情報源から得られる情報を総合的に判断しましょう。

その2:業者の実績や経験を確認する住宅修繕業者の選定には「業者の実績や経験を確認する」ことが重要です。

修繕工事は、家や建物の大切な資産価値を保つためにも、信頼できる業者に任せる必要があるからです。

実績や経験が豊富な業者は、作業内容やスケジュールの調整、トラブル対応などの能力が高く信頼できます。

具体例としては、業者のホームページやSNSに掲載されている過去の実績や施工事例をチェックすることが挙げられます。

また、施工実績のある業者が所属している建設業団体や地域の商工会議所などに問い合わせれば、その業者の信頼性を確認することも可能です。

以上のように、業者の実績や経験を確認することは、住宅修繕業者の選定において非常に重要であることが分かります。

信頼できる業者を選ぶことで、安心して修繕工事を任せられるでしょう。

その3:見積もりや提案内容を比較する住宅修繕業者の選定には、見積もりや提案内容を比較することは非常に重要です

複数の業者から見積もりを取得し、その内容を比較すれば、価格や工期、材料の品質などを確認できるからです。

また、提案内容によっても選定の決め手になることがあります。

例えば、同じ工事内容でも、提案された方法や材料が異なれば、完成後の仕上がりが異なる場合があります。

さらに、業者が提案するアフターサービスの内容も比較することが大切です。

工事後に不具合が生じた場合に、修理対応をしてくれるかどうかは業者によって異なります。

このように、見積もりや提案内容を比較すれば、自分に合った業者を選定できるでしょう。

ただし、比較する際には、単に安い価格だけに注目せず、業者の信頼性や技術力などを総合的に判断することが重要です。


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最適な業者を選定して住宅修繕を検討しよう【まとめ】

住宅修繕とは、経年や外的要因によって建物や設備が劣化し、不具合が発生した場合に、修理や取り替えなどの処置を行い、建物や設備の性能や機能を回復させることを指します。

住宅修繕により「建物の利便性」「資産価値」「安全性」の向上が期待できます。

本記事を参考に、タイミングと費用を見極めて住宅修繕を検討してみましょう。

この記事の編集者

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